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■バランスの力をはぐくむ運動−片足立ち・ツル・グライダー
意外にも日常の生活場面でつかわれるバランスの力。そんなバランスの力をはぐくんでいく運動をはご紹介します。
先月号までは、日常動作をスムーズにするためにボディイメージを高める運動を紹介してきました。今月号では、同じく体を操るために重要な平衡性(バランスの力)を高める運動を紹介します。
「バランス」というと、平均台渡りなどが思い出されるかもしれませんが、実は日常の生活の中で使われているのです。
例えば、園や学校の入り口で座って靴を履いたり、また成人してからも、職場の更衣室で座り込んで着替えたりすると他の人の邪魔になります。そのような時は、片足立ちになって靴やズボンを履くことになります。このように集団生活の中では、立位で様々な動作を行なうことが多くなります。他にも、電車の中で立ち続けるなど生活の中で平衡性が重要な働きをしています。
| ●片足立ち |
| 目的 |
・平衡性を高める |
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・脚力をつける |
片方の足をあげて、もう一方の足をしっかり床につけて体を支えます。「10まで」と目標を伝えてそのまま保ちます。「10まで」できるようになったら、タイマーを使って1分間がんばってみましょう。片足をあげても保持できずに床にすぐ足をついてしまう人は、両膝立ちで手を床につかないようにバランスをとる練習からはじめます。
次に、片膝立ちで同じようにバランスを保ちます。両膝立ちから片足を前に出す時に、手をつかないようにすることで、支え足にしっかり体重をのせることがわかってきます。その後、片足立ちに移行します。それでも長く保持できない場合は、腰や上げている足を大人が持って、支え足に体重をのせるように伝えながら練習するとよいでしょう。

| ●ツル |
| 目的 |
・平衡性を高める |
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・脚力をつける |
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・背筋力をつける |
片足立ちのレベルアップの運動です。片足立ちの姿勢から、合図に合わせて前屈し、つま先の前の床に両手をつきます。そして次の合図で体を起こし片足立ちの姿勢にもどります。これを1セットとして、片方5回ずつ行ないます。
・両手をつま先の前につく
・あげた足を床につかない
・両手を静かにつく
ことがポイントです。すぐに足をついてしまう場合は、はじめは手をつく位置を高くして行い(20センチぐらいの台から)、少しずつその位置を低くしていくとよいでしょう。
「ドシン!」と音をたてて手をつく人には、台のかわりにティッシュの箱を用いて、「箱をつぶさないように手をつこう」と、目に見える設定で行なうとわかりやすくなります。ツルはかなり筋力を必要とする運動です。お父さん、お母さんも子どもに教える前にどんなところに力が入りやすいのか、ぜひ試してみてください。

片膝立ちになり、両手を頭の上に重ねて少しずつ前に重心を移動します。前に出した足にしっかり体重がのったところで、10カウントします。この時、次のポイントに気をつけて行ないます。
・手を床につかない
・背中を伸ばす
・前側の足のかかとは上げて、お尻の下にくるようにする
・顔、胸を正面に向ける
・後側の足首はねかせる
10まで数えたら、後にゆっくり重心を移動させながら元の姿勢にもどります。この前後の重心移動を3から4回繰り返します。上手くいかない場合は、腰などを大人が持ちながら重心移動を手伝ったり、「顔は前を向いて」など、ポイントを伝えながら行なうとよいでしょう。
その他、公園にも出かけてみましょう。丸木橋やゆらゆら橋のようなアスレチックに近い遊具を使ったり、花壇の縁を平均台の様に利用することで、楽しみながら平衡性を高めることができます

■月刊 発達教育より
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