多動な子どもへの教育・指導
-ネットワークのなかではぐくむ

石崎朝世 監修・著、湯汲英史・一松麻実子 編著

医師、教師、セラピスト、福祉職等、複数の専門職が執筆。
連携をキーワードにした支援の実際。


仕様 四六判 237ページ
定価 :1,980円(10%税込)
発行 明石書店



目次
はじめに
第1章 多動な子どもの医学・医療
 1 ADHDの概念および診断基準
 2 ADHDとその他の発達障害
 3 ADHDの原因仮説とその医療
 4 ADHDの心理・認知面の特徴
 5 心理・認知をふまえた環境設定とは
第2章 多動な子どもの教育
 1 多動な子どもの教育システム
   普通学級での指導   T・T(チーム・ティーティング)を組む
   通級指導教室を利用する
 2 多動な子どもの指導
   まずは子どもを“しる”ことから   学校生活の“ながれ”にのる
   友達とのトラブル   特別な教育的ニーズに応える学習法
   指導のポイント、環境への配慮
 3 多動な子どもと通級による指導
   通級指導とは   通級指導における多動な子どもの指導
   求められる通級指導学級の役割
第3章 多動な子どもとコミュニケーション
 1 言語・認知の特徴
   言語の受容   言語の表出   コミュニケーション
 2 パニック状態への対処
   パニックとはどういう状態なのか   原因を考えてみると・・・
   原因別による具体的な対応について   パニックへの基本的な考え方
 3 多動な子どもへの運動指導
第4章 多動な子どもたちと社会性の発達
 1 社会性とその発達段階
   ダメがわかる / 他の子に乱暴しない / 相手に合わせる 
   好きになる / 仲間のなかでの位置 / 道徳にしたがう
   同調圧力と仲間の関係 / 自分の役割を果たす
 2 自分との「対話」が育てる社会性
   どうして、社会性が育ちにくいのか   子どもたちに届くことば
第5章 多動な子どもたちをネットワークで育む
   連携ドキュメント・ 共通の約束やルールの中で育てる  
   連携ドキュメント・ 連携をスムーズにする要因、阻む要因  
   連携ドキュメント・ 無我夢中の日々
   連携ドキュメント・ 虐待を防ぐ

コラム ADHD教育事情レポート in NY   
    Eメール・フローム・カナダ  



監修・著者プロフィール
石崎 朝世  (いしざき あさよ)
東京医科歯科大学医学部卒業、東京女子医科大学小児科入局、東京都立府中療育センターを経て現在に至る。
(社)発達協会 王子クリニック院長 
医学博士・日本小児科学会専門医、日本小児神経学会専門医。

編著者プロフィール
湯汲 英史(ゆくみ えいし)
早稲田大学第一文学部心理学専攻卒
(社)発達協会王子クリニック リハビリテーション室、同協会事務理事
早稲田大学 教育・総合科学学術院 客員教授
言語聴覚士・精神保健福祉士・社会福祉士
練馬区保育園および学童保育巡回相談員

一松 麻実子(ひとつまつ まみこ)
上智大学文学部社会福祉学科卒、国立身体障害者リハビリテーションセンター学院聴能言
語専門職員養成課程卒、白百合女子大学大学院発達心理学専攻修士課程修了
(社)発達協会 開発科主任
上智大学・明治学院大学・植草学園大学非常勤講師
言語聴覚士・社会福祉士・精神保健福祉士
世田谷区保育園巡回相談員






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